27歳になりました@北京

27歳になりました。

去年もこの時期はほとんど北京にいて、ただ誕生日だけは帰国できて東京で過ごしたのだけど、今年は思いっきり北京。


去年の誕生日に書いたブログでは、

  1. いい女になる
  2. 中国語で言いたい事を50%くらい言えるようになる
  3. 旦那さんに甘えすぎない

の3つを目標にしてたけど、

  1. 久々に会った友達に「キレイになったね」って言われた(一応、達成?w)
  2. 中国語の会議に出て、発言できるようになった。多分50%くらいは言えるようになった(達成)
  3. 旦那さんには相変わらず甘えてると思う。今年も北京きてるし(相変わらず。。。)

ってとこかしら。


ずっと公言してる「30歳までに英語、中国語、韓国語はビジネスで使えるようになる」は、最近なれそうかなって思う。
今のところ着々と達成できてる。



来年の誕生日までには、


中国語で80%くらい言いたい事が言えるようになりたい。
今の調子でいったら、きっとなれそう。(HSKも7級くらいとれるかも)


アジアのソーシャルアントレプレナーに絡んだ事に、もうちょっと時間を割きたい。
※北京にいる間にGLIには顔出したい。


TOEFLを受ける。できればGMATも受けてみたい。(出張とかぶって結局受けれなかった…)


北京本社を巻き込んだ仕事をしかける。子供を産む前の一大仕事みたいなのを始める準備。


中国の各地に行ってみる。中国のいろんな部分を深く理解したい。


ざっと思いつくところではこんな感じかな。



今は去年よりももっと北京に馴染んでいる自分を感じられて、そしてそれを応援してくれる人が周りにたくさんいて、同じ風景がまた違って見えてきている、そんな感じがする。


あっという間の26歳でした。
でもとても密度の濃い、充実した1年だったなって思う。


たくさん悩んだし、壁にもいっぱいぶつかったし、いっぱい泣いたけど、それでも最終的には越えられるもんだなって思った瞬間が、26歳の最後にあってほんとイイ1年だった。


あ、カナダにいる弟がバースデーカードを送ってくれるらしい。
(わざわざ中国の私のアパートに電話して住所確認したんだとか。さすが。笑)
来週には届くかな。


そういや、すごい才能あふれる弟ができたのも、26歳の私がもらったステキな人生の贈り物。


人生まだまだこれからだなー。

最近の北京生活

また長期で北京に来ることにして早くも2週間が経ってる…


早いなぁ〜

忙しくて毎日あっという間に終わっちゃう


先週末に前に住んでたお気に入りのアパートに引っ越して、会社の新ビルにも慣れて来て(めちゃくちゃデカい…)、ようやく生活も落ち着いて来た感じ


相変わらず、不動産屋の姉ちゃんに『(ポケットマネーとして)500元よこせ』って言われて、ふざけるなって怒ったり、(結局ランチおごってあげて仲良くなった)、ホテルで突然水が止まったり、スーパーで表示価格と売値が違ったり、大変な事は色々あるけど、去年に比べて中国語も上達してるからか、前よりフラストレーションもなくなってきてるのをよく感じる


仕事でも前は到底無理だった中国語の会議についてけるようになってきたし、発言もできるようになってきた


社内に知り合いも増えて、みんなと色んな話ができて、うちの会社のことや中国の同世代ってどんな人たちなのか、だんだん理解できてきた


去年から知ってる同僚からは『中国語がうまくなった』『キレイになった(化粧のせいかな?)』ってよく言われて、ちょっぴりご機嫌♪

あ〜っ、でも韓国語くらい中国語も使えるように早くなりたい〜

そしたらもっと楽しいのになぁ〜


ま、何はともあれ、私の人生が前進してるって実感できて、最近とっても充実なのでした

しばらく北京に行ってきます

今日から12月下旬まで北京に出張してきます


12月下旬と春節旧正月)に一時帰国して、年末年始は北京に戻って、最終帰国は来年3月の予定


去年もこの時期は北京にいたなぁ


そして、1年経ってそれなりに変わったと思う


景色の見え方も、中国語の聞こえ方も


前より少し中国に馴染んだ自分を感じられる余裕が出てきた


いまパスポート見たら、今回は9回目の出張になるみたい


滞在日数をたしたらちょうど5ヵ月間くらいだった


これって自分が昔理想として描いた働き方に近いんだろなぁ


有言実行な自分だけど、ここまで実現してると我ながらすごいとふと思ったり(笑)


今日は午後に着いたらアパートを探す予定


いい部屋が見つかりますよーに

新社屋を見てきた

北京出張が急遽延長になり、今回は結局来週の木曜に帰国する事に。


いま新しいプロジェクトで、いつもの北京オフィスよりもうちょっと北方にある新社屋の傍にある別のビルの方々と仕事をしてる。


で、もうすぐ完成の新社屋のそばにせっかく来たので、立ち寄って、社員証を見せて中を探索させてもらう。
(警備が甘すぎじゃないか…?笑)


以前に新社屋の様子として、写真を見た事はあったけど、もうそのまんまでした。


縦にものすごーく長くて、多分200メートルくらいあるんじゃないかな。


写真でみた、かまくらみたいな形の白いドーム型の会議室はなんとうちの会社のロゴのクマ(?パンダという説もあり)の肉球だった!!!


中庭もめちゃくちゃ広いし、もうただただ広すぎだろー!って一言に尽きる感じ。


コンセプト通り(?)大学のキャンパスにいるみたいな気分になりました。


キッチンなんかもあって、なかなか楽しげ。


地下にあると噂されてる宿泊施設は結局確認できず…


来月から年末まではしばらく北京にいる事になりそうなので、なんだか心配だけど、新しいビルなのは嬉しいかも〜
去年の「日本スタッフ初の長期出張者」に加えて、今回も「新ビル勤務」の日本スタッフ第一号狙えそう。笑

ネイルサロン

ネイルは日本では高いから、海外に行く時にする位で日本でネイルサロンって行った事なかったのだが、相方に行って来なさいって言われて近くのネイルサロンに行って来た


北京でやってたのと全く同じジェルネイルだけど、1万円也。


北京だと、もっと丁寧にやってくれて、サービスも良くて、200元ちょっと(3000〜4000円)だったから半額以下かぁ


やっぱりなんか損した気分…


原材料も全く同じで、反対に日本から取り寄せてるから材料の調達コストは北京の方が高いはず


それでも日本の半額って人件費がデカいなぁ


北京のオーナーの話だとスタッフの人件費も1人当たり3000元(45000円)以上あげてて、北京の一般水準よりかなり高い

北京だったら3000元あげれば十分だよなぁ…(私のネイルよくやってくれる子に給与3000元あげたら嬉しさのあまり泣いちゃったそう)


日本語ペラペラで、ネイルの腕前もトップクラスの韓国人の彼女が、単価の高い日本でサロンを開かずに、中国語できないのに(今ではもちろんペラペラ)単身で北京に進出した度胸って素晴らしいなとは前々から思ってたけど、人件費の高い日本や韓国でネイルサロンやってもうまみがないって思ったのかな


だとしたら、素晴らしい経営判断


今となっては東京じゃヘアサロンみたいに各地に乱立されてて、価格競争に陥ってる感じするし、技術もそこまで専門性高くないしね


北京じゃ顧客は日本人か欧米人で払いもいい富裕層だし、最近は美容関連の学校に招かれて特別講師も勤めてるって話。


あ〜、やっぱり北京でネイルした方がこういう話をオーナーとできて面白い上に値段も安いから良いなぁ

『BENEATH EVEREST-Nepal Reborn』というドキュメンタリー映画

先週末に自由が丘で行われた試写会に行ってきました。


映画のOfficial Site(Eng)予告編映像も観れます。
http://www.beneath-everest.com/
screenshot

  • ネパールという国について純粋に興味があった事、
  • 最近ものすごくドキュメンタリーというアプローチに関心がある事、
  • そしてこの会を催している「Very50」という団体にも興味があった事、


などの理由で参加。


映画の内容は、ネパールの内戦と政治がテーマ。


ネパール政府軍と共産党毛沢東主義派マオイスト)との戦いが話の中心で、
1990年代に始まる民主化の流れ、マオイストの登場、王政の打倒、民主的選挙の開催、というここ20年くらいのネパールの様子が、(非常に意識された)公平な視点で描かれている。


政府軍、マオイスト軍、共にとにかくひどい。


破壊、虐殺、誘拐、拷問、レイプ…非常に暴力的で、憎しみがまた憎しみを生み出すという悪循環がある。



ただ、どちらかが「正義」である、といった見せ方をしていないところに、
このドキュメンタリーの良さを強く感じる。


マオイストが最終的に選挙には勝ったけれど、マオイストもかなりひどい事をやってきたという事は十分にVTRからわかる。


その一方でマオイストとして活動する人々の生の声、その動機、彼らの語る正義とは何かをそのままに伝えようとしている事が素晴らしい。


映画内で頻繁に出てきた「Human Rights」


無差別に殺されていく人々とその家族の悲嘆は世界中どこも同じ。
先日観たガザのドキュメンタリーと酷似していた。

この内戦で13000人以上のネパール人が命を落としたそう。


暴力からは憎しみが生まれるが、暴力がなければこのような革命は起こせなかったのか?


「選挙」という「民主主義」の方法は社会を正しい方向へと向けられるのか?


いろいろ考えさせられました。


今回の上映は、ほぼネパール語?の内容に英語字幕がついたものだったので、完全に理解できなかった部分も多々あり、これから日本語字幕のプロジェクトが走るそうなので、また観れる機会があれば是非観たいな。

アジアイノベーションフォーラム

月と火の2日間、ヒルズの40階でアジアイノベーションフォーラムに行ってきた。


登録料が5万円だし諦めてたけど、会社で超ラッキーなことにチケットをもらえて、仕事の合間をぬってヒルズ内のオフィスと40階のアカデミーヒルズを行ったり来たりして聴いてきたので感想を。


とにかくスピーカーが豪華で、しかもテーマが「アジアのイノベーション:地球の限界 アジアの成長 日本の責任」だから、アジアの中の日本についてずっと考えている私にとっては大興奮のプログラム。


個人的には、ICSの竹内弘高さん、元内閣顧問の黒川清さん、締めの講演をする緒方貞子さん、は絶対に聴かなくては!と思って、そこは仕事を抜けて参加。


ただ、全般的にこのフォーラム、1人で1時間くらい話しても十分パフォーマンスとして素晴らしいだろうな、って人を贅沢にもパネラーにしてしまって、無理に同じ話題を振ろうとするから、聞いてる方も薄い話しか聴けないし、パネルディスカッションも深まらないし(ひたすらコーディネーターが大変そうでかわいそうだった)…なんか1つずつの素材がめちゃくちゃ高いけど味は普通の超高価なフランス料理のコースでも食べてるみたいな感じ、というのが正直な感想。


私が顔出した中で唯一これは来た甲斐があったな、って思えたのは黒川清さんの講演。


この動画の1時間14分くらいからスタートする。

※その前の部分は、超豪華だけどちょっと勿体ないパネルディスカッション。他のパネルと比べると最初の楠木先生のプレゼンや進行形式も良い方だったと思うけど


黒川さんは勢いがあって、伝えたい言葉があって、とても良かった。


自分で感じて、考えて、動いてる人からしか出ないオーラを持っていて、言葉のもつ説得力が全然違った。


なんで黒川さんが1時間半講演しなかったんだろう。
そうしたらもっと面白かっただろうに…もったいない。


他のパネラーの方々は、パッションみたいなのがなくて、つまんなそうだし、パッとしないし、なんというか「頼まれてここに座ってます」って感じで、何か伝えたくてこの会場に来たという意志がなかったなー。


言ってることでかいくせに、なんか本気度が感じられないというか、もうちょっと熱い話が聴けるかと思って期待してただけに、ちょっと失望。


このフォーラムのコアである「グループ20」からの提案っていうのも、「アメリカにならない」とか「●●にならない」って言い方ですごく婉曲的。


質疑応答で、「●●にならない」じゃなくて「●●になる」じゃないですか?「●●になる」が見えてないんじゃないですか?という問いに、「●●にならない」というのが「●●になる」の裏返しだ、って答えてて、「だったらそう書きなよ…何が言いたいんだか伝わらないよ」と聴衆の多くは思ったに違いない。(特に外国の方)


そういう表現をして、意思が正面から伝わらない、伝えられないのが日本なんだなーって変なところで実感してしまった。。。


このパネルで質問者から

「日本人はどれだけアジア知ってるんですか?タイに旅行した事あるとかそういうレベルじゃなく…」

という問いかけが出て、登壇者の人たちに対して、私も同じ質問をしたい気持ちでいっぱいだった。


ビジネスマンとして、学者として、各国のエリートな方たちと交流して、こうもっともらしい「日本のあるべき戦略」とか言っちゃってるけど、どんだけアジアと本気で付き合った事あるんだろう?


アジアの日本以外の国に住んだ事あるのかな?


正直、みんなアメリカとかヨーロッパしか住んだ事ないんじゃない?
ちょっぴり出張や旅行で行ったことあるだけなんじゃないの?っていう気がした。


「英語が大事だ」というのは共通言語として確かにその通りだと思うけど、アジアと交流するにはアジアの言語や文化を知る事がもっと重要だと思う。


英語しか話せない人がアジアのその国の事がわかるなんて思えない。
だって、例えば中国を本気で知ろうと思ったら、中国人と中国語で話し合わないとわかんないと思うし、英語でなんて無理だよ。


ま、「若いうちからアジアへ」っていうのは共感。


それはビジネスエリートとして商社とか銀行とかで出張するとかそういう事じゃなく、信頼できる仲間を創るという意味で。


黒川さんも言ってたけど、何か始めようと思った時にお願いできるような仲間がいるかどうか、それってすごく重要だと思う。


ビジネス上だけの人間関係じゃ、そんなの無理だし。


あと、今年かららしいけど、Twitterでもリアルタイム中継で(数日前からTwitterでバナー広告をする位に気合いが入っていた)、Youtubeでも映像を配信するという力の入れよう。


ただ、参加者の年齢層やプロフィールからすると(質問者の職業や所属、雰囲気とか)TwitterYoutubeを使っている層では全然なくて、いい試みだなとは思ったけれど、ちょっと外してて残念。


女性の参加も少なくて、最後の緒方貞子さんの質疑応答の時に女性優先で質問を、となった時に質問した女性たちは、OECDやら国連やらの関係者ですごい偏りがあるなーという印象。


年代は40代〜50代が多かったかな。若者って30代後半くらいの人を指しているのかも。


2日間行ってみて、アジアで、世界で、日本が生き残っていける感じがしなかったのは、なにはともあれ事実かな。


日本の偉いおじさん達に任せておいたら、我ら20代って本気でやばいなーと皮肉にも感じた2日間。
とても貴重な経験でした。