中国ネットサービスが熱い

ブログは久々。
twitterとかマイクロブログサービスの利用率が高まってブログから遠ざかってた気がする。


でも、ちゃんと文章を書くならブログがやっぱりいい。
ということで、最近よく読んでる中国のネットサービス事情について書き留めておこうと思う。


日本では中国(アジア)のサービスというと「パクり」と認識されるだけであまり注目されないけれど、
中国は類似サービスがすごい速さですごい数でてくるから、競争も激しいし、国産のいいサービスができてると思う。


例えば、日本でも最近話題になってるグルーポン系サイト(团购网站)
これもかなりの数のサービスが出てきてる。ポータルサイトみたいなのもある。http://www.tuan800.com/


出典:「グルーポン系サービスから見る中国人のイノベーション精神」(中国語)

[参考]日本語で中国のグルーポン系サイトを解説してるページ:http://www.grouponw.com/2010/07/blog-post.html


どのくらい盛り上がってるか具体的な数値。
今日発表されたiRecearchのレポートによると、2010年7月のデータは以下の通り。

  • 利用ユーザー規模は4625.8万人
  • 全インターネットユーザーの12.4%を占める
  • ショッピングサイト訪問量の19.3%を占める

4625万人って…まぁネットユーザー数の規模が違うからね…^^;

[参考:中国のネットユーザー推移]


8月頃のグルーポンが日本進出というニュース記事で、

グルーポンは現在、29国1300万人以上の会員に利用されており、

って書いてあるのを見ると、ひょっとしたら本国のアメリカよりも浸透しているのかもしれない。



あと、twitter的なサービスがかなり定着してて、面白い。


そもそも私がまた中国のネットサービスについて調べだすきっかけになったのも、
アカウントをとったまま放置していた新浪微博(中国の大手マイクロブログサービス)のiPhoneアプリをダウンロードして再開したこと。


「新浪微博」は大手ポータルサイトの新浪が2009年8月に始めたマイクロブログ(中国語で「微博」)サービス。


2010年8月時点でユーザー数は900万人を超えてる。

2010年初めにはAPIを公開していて、最近は中国のあらゆるサイトで「ツイートする」ならぬ「分享到新浪微博(新浪微博にツイートするという意味)」が表示されている。


新浪微博は2009年9月にGoogle Chinaの元CEOの李開复が離職宣言をした事でも有名。
(中国のネット社会でいう、日本の孫正義みたいなものかな。著名人が重要な発言をする事で一気に広まるからねー)


投稿文字数は140文字。
テキスト以外にも顔文字(emoticon)、画像、動画、音楽などが送れちゃいます。(意外と多機能)


画像や動画がタイムライン上に表示されるし、画像・動画・音楽がついてる投稿のみ絞り込んで見れて便利。

1つの投稿に対するいろんな人のコメント(コメントはコメント投稿者の1つの投稿にもできる)が一覧で見れて良い。


私も中国人だったら、twitterより新浪微博を使うかな。



中国のマイクロブログユーザー数ってどのくらいなんだろぅ、気になるなー。
主要サイトのユーザー数を見てみようかな。


最後に、グルーポン系サイトの盛り上がり理由にインスタントメッセンジャー(IM)の利用が多い事も挙がっていたのだが、
IMの利用率が全ネットユーザーの95.2%で、3.54億人っていうのには驚いた。

IMユーザーが多いのは知っていたけど、95%って尋常じゃない。。。orz


ネットサービスの実生活への浸透度合いを比べたら、日本より中国の方が意外とネット利用度が高かったりして。