ウェブ時代をゆく─いかに働き、いかに学ぶか

ウェブ時代をゆく ─いかに働き、いかに学ぶか (ちくま新書)

ウェブ時代をゆく ─いかに働き、いかに学ぶか (ちくま新書)

今更ながら読んでみた。
時代を読む力は豊富な経験と教養から身につくのだろうか。
私もこんな40代(?)になりたい。


相変わらず、書かれている内容にはひとつひとつ納得。


本に書かれていた助言を受けて…


1. 韓国語や中国語ばかりにかまけてないで、英語もちゃんと身につけようと思う。
(天の邪鬼としてはニッチなアジア言語に興味惹かれるけれど、通勤時間は携帯でiKnow!を頑張ろう)


2. まじめにプログラミングもやってこうと思う。
(途中で放り投げていたプログラミング本がちらほら…)


そして、
3. 私の「けものみち」についてもより真剣に考えようと思う。
(きっと私にもこういう生き方ができると信じることにする。笑)


これまで「韓国のネットビジネス」「韓国の社会的企業」という
かなりニッチな分野で個人的に仕事を頂いて来たけれど、それだけで食べてくにはまだまだ難しい。


でも、韓国のネットビジネスや社会的企業について調べたり、仕事をしてると
時間が経つのも忘れちゃう位に集中できる事は確かだし、
大金ではないにしろ、自分の専門知識を活かして仕事をする自信には十分つながった。
(偶然の縁とか運だったにせよ、働き出して間もないのに会社以外の仕事を経験できたのは貴重だった)


いま25歳。
30歳までに中国語をいまの韓国語レベルまで上げたら、けものみちでも生きていけるかな…


そういえば、
2006年に韓国のネットベンチャーインターンとして働いて帰国した直後にも、
梅田さんの『ウェブ進化論』を読んで、人生の決断を後押ししてもらった。


日本と韓国のネットに対する姿勢の違いは、
ネット化の進度の違いなのか、文化の違いなのか、
日々考えていた時に読んだこの本には、
韓国で私が感じた事をまるで見透かしたように書いてた。

  • わからない事があると、「じゃあネットで聞いてみよう」と考える人々
  • 「ネットには何でもある」と信じる若者
  • 膨大な数のネットコミュニティ
  • オンラインコミュニティからオフラインコミュニティへの自然な流れ
  • 「とりあえずやってみよう」という起業精神


ハングルという厚い言語の壁に囲まれた中は、
インフラだけではなく、確かにネット社会の先進国だったし、
たくさんの事を教えてもらったと思う


ただ、そろそろ次のステップかな。
新しい知的な刺激が欲しい。


ウェブ進化論』、もう一度読んでみようっと。


■追記■
今回この本を読んでいて、インターネットビジネスによる働き方や生き方の変化と、
社会的企業」って根本的に似てると悟った。


「共感」「志」「ボランタリー精神」など、出てくるキーワードは同じだ。
新しいライフスタイルの創造という点でも似てる。


コミュニティ/強靭な組織を創る要素として必要なのが「志」と「共感」で、
お金を目的にしない創造的な活動に魅力があり、
インターネットが社会における個のパワーを引き出して、
新しいライフスタイルの創造を可能にしている。


なんか少し繋がった感じ。