われわれはどこへ行くのか?
- 作者: 松井孝典
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2007/02/01
- メディア: 新書
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東大の松井先生の「地球システム論」のはなし
世の中の事をとっても長い眼で、超マクロで捉えようとしてて面白い。
(本と似た内容を環境gooページで発見!)
松井先生は「人間圏」は後100年もしないうちになくなってしまうと文中で何度も言っていて、全部読むとなるほどと納得してしまう。
本当に私たちの子供たちの世代で人類はなくなるかもしれない。
そう考えると、家を購入して35年ローン組んだりとか、
年金未払いの心配するとか、無駄な心配なのかな…
あと10年もしないうちに、いまの資本主義のシステムの矛盾点だけじゃなく、
地球の中での人類圏のバランスについて(食糧やエネルギー)問題がどんどんと噴出してきて、
今の幸せな日常が「あの当時は夢のようだった」と語られたりして。。。
人類のこれまでの長い歴史を振り返ってみると、
私たちにも延々と続く未来が当然あるように思っているけれど、
いまが本当に人類の末期なのかもしれない
と、世界を、地球を、これまでと違った視点で考えさせてくれる本でした