まとめて5冊…『夜と霧』『百年の孤独』『立ち上がれ日本人』『目覚めよ、日本』『成功者の告白』

最近たくさん本を読んでいる、気がする。

そして、読みたい本もたんまり溜まっている…
忘れないうちに雑感。

『夜と霧』

夜と霧 新版

夜と霧 新版

新訳を相方が買ってきてて、読んでみる。

まるで自分も強制収容所を体験したような気持ちになりつつ、
どんな環境でもその人の精神世界によって異なるもんだというのがよくわかる。

確かに一度は読むべき本。読んでよかった。


百年の孤独

百年の孤独

百年の孤独

ある一族の百年の歴史が書いてある。
初めて読む南米文学。

とても独特なストーリーで、現実なんだかファンタジーなんだか読んでるうちにようわからなくなる。
ノーベル文学賞作品。


『立ち上がれ日本人』

立ち上がれ日本人 (新潮新書)

立ち上がれ日本人 (新潮新書)

親日派のマレーシアの元首相の本。
アジアのリーダーについて知りたくて読んでみる。

東南アジアが「Look East」で日本を目指して経済成長してきた事実が彼の話を通してよくわかる。

「終身雇用」など、いわゆる日本型システムはすばらしいと絶賛。
アメリカにならえではなくて、日本は日本らしい発展を模索するべき、という主張。

国を、人材をどう育てていくか、こうやってしっかり考えているリーダーがいる国っていいなぁ。


『目覚めよ、日本』

目覚めよ日本―リー・クアンユー21の提言 (未来ブックシリーズ)

目覚めよ日本―リー・クアンユー21の提言 (未来ブックシリーズ)

こっちはシンガポールの初代首相の本。
「立ち上がれ日本人」と合わせて読んだ。

彼もなんだか親日派。そして彼もまた明確なビジョンを持ったアジアのリーダー。
心に響いたのは、こんな感じのメッセージ。(正確な言葉は忘れちゃった)

我々東南アジアの国は日本を目標に頑張れたし、日本もこの間までは経済発展という目標があった。
豊かになった今の日本は、今後どうなりたいかを見失っている。

日本という国だけではなくて、日本人、個々人にも言える事だなと思う。


最近は不況で、「仕事があれば幸せな方だ」という人も多くなってきているのかもしれないけれど、それでも相変わらず「自己実現」だ「やりがいだ」って言葉が踊ってる。

とはいっても、周りとの比較ではない自分の確固たる価値基準や目標を持ってる人なんてほんの一握り。
ほとんどの人が、まわりと比べて自分の幸せ度を測ったり、焦ったりしてる。

私も最近そうなりつつあって、そんな自分が嫌い。

「で、何したいんだったっけ?」と自分に問いつつ、アジアのリーダーの声に耳を傾けてるこの頃。
リー・クアンユー、自伝も読んでみようかな。


『成功者の告白』

成功者の告白 (講談社+α文庫)

成功者の告白 (講談社+α文庫)

実はあんまり好きじゃない神田さんの本。
ノウハウ本ってうそ臭くて嫌い。。。

でも信頼する友達から薦められたので、読んでみる。


仕事の浮き沈みと家庭内の関係を実話を元に物語風に書いてある本。
仕事と家庭のバランスについて、相方との関係について、いわゆる「ワークライフバランス」とは違った視点で考えさせられた。


ほんと、片方が絶好調だと、片方が凹むんだよね、不思議なことに。