宮本輝『葡萄と郷愁』

帰りの飛行機で読みきった。


東京とブダペストの2つの地点にいる私と同じ歳くらいの2人の女の子の話。


2人とも人生の大きな決断を迫られていて、その答えを出す1日の過程が交互に描かれる。


ひとりは誰と結婚するか、ひとりは亡命するかどうか


自分の結論に迷いながら、たくさんの人と話しながら、合理的に、時に打算的に、でも直感を信じて人生を選ぼうとする2人の気持ちがよくわかって、ものすごく感情移入して読んでしまった(笑)


人生の選択に迫られている20代女子にオススメの一冊。