電子ブック市場、2009年に2500億ウォン規模に?

韓国の電子ブック市場が2004年頃から急成長してるようだ


2002年には285億ウォンだった市場規模が、
2006年には825億ウォンになり、
年平均30%程度の成長を見せている


まだ出版市場全体の4%と微々たるものだけど、
オンラインブックストアで1位のYes24で1日に2万5千冊販売するのに対し、
会員250万人の業界トップbooktopiaでは1日に1万冊ダウンロードがあるという


日本でも携帯小説はこれ位流行ってるのかもしれないけれど、
まだまだ質は低いし、中高生の拙い私小説という感は否めない…


またパソコンのインターネットサービスで電子書籍は馴染みがない
(逆に韓国で携帯小説はこれからな気がする)


消費者としてはずっとパソコン画面を見てたら目が疲れるし、
出版社としては版権やら既存流通の問題がクリアされてないからだろうか


ただ、最近の韓国の動きで注目すべき点は、
以前はネットで話題になって、本として出版という流れが逆流してきたというところ


大衆作家はもちろん、純文学の作家までが自身の著作を電子ブックのみで発表する動きが出てきているという


おそらく日本では紙の本として出版して販売した方が儲かるので人気作家が電子書籍リリースとは行かないのかもしれないが(反対にインターネット上で流通しても儲かる仕組みが作れてないってことだけれど)、近い将来に電子ブック用携帯端末が普及したら、そんな事も起こるんじゃないだろうか


現にNDSで日本文学を読むソフトも結構売れたみたいだしね


最新の新書や文庫本を端末で立ち読みして、サクサク買える、そんな風に早くならないかな


韓国最大手のbooktopiaは国内1000あまりの出版社と提携していて
約6万冊の本がダウンロードできると言うし、
出版社を巻き込んだ仕組みを作れるかどうかが電子ブックやインターネット文学を発展させる鍵になるのは間違いなさそう


日本では一体どこが主導してくんだろう…


任天堂か、
電子ブック用端末を発表したアマゾンか、
携帯キャリアか、
はたまた出版社か?


日本の電子ブック市場にも注目しとこ