「韓流」が「日流」に? −ドラマ・映画を巡るアジアの攻防?−


市場規模が小さい韓国にとって、経済発展のためにアジア市場は欠かせないからか、
韓国は日本よりもずっと戦略的にアジアのスター歌手、アジアでヒットする映画・ドラマを創っている、
そんな印象を受けます。


中国ではテレビで韓国のドラマばっかりやってるし、
映画でも主役クラスが中国人と韓国人だったりと、
韓国の文化の影響・韓国側の意欲的なアプローチを感じます。


日本はきっとアジアまで視野に入れずに、なんとなく韓国に版権を売ってるのでは?
以下の記事を読んでそんな気がしてなりません。
日本のドラマ・映画制作サイドはアジアを念頭においてるんでしょうか?


最近、韓国版SERIで「韓流持続のための方案」というPDF100ページの資料が掲載されてました。
国際競争に勝ち抜くために、アニメ以外の日本文化の価値も見直して欲しいですね。

                                                                                        • -

最近、日本作品を原作とした映画とドラマ制作がブームになっている。
より多様な素材を探せる点、そして日本版の情緒に近づきやすい点で肯定的な側面もあるが、
「盲目的に日本を追いかけてる」と憂慮する声もある。


イジュンギ・イムンシク主演の映画、「フライダディ」
ムングニョン・キムジュヒョクが共演した映画「愛なんかいらない」


人気俳優たちの出演で注目を集めた2つの作品は日本の小説とドラマを原作としている。


最近真新しい素材を探す忠武路(地名)の映画関係者が日本で目をこらしており、日本作品を原作にした映画が急激に増えている。
2000年から2005年まで5本とそんなに多くなかった日本原作の映画が今年に入ってからだけでも13本に増えた。


このような状況はテレビドラマも同じだ。
「恋愛時代」「101回目のプロポーズ」など日本原作ドラマの放映が急速に増えており、
オレンジデイズ」「白い巨頭」など日本の国民的ドラマの作品もリメイクが論じられている。


映画とドラマを中心に日本原作作品が一気に増加した事は制作段階から海外進出を念頭にいれているためだ。
2004年公開された「私の頭の中の消しゴム」がたった5000万ウォンの版権料で、日本で250億ウォンの利益をあげた後、日本原作作品は成功した韓流制作物のひとつのモデルになった。


しかし、このように日本原作の作品の流行に対して、経済界の声もある。
制作段階から海外版を懸念した作品の場合、国内版からそっぽをむかれる可能性も大きいだけでなく、
創意的な素材の発掘にもよくない影響も与えるからだ。


拡散期をこえ、成熟期にさしかかっている韓流。
良質のコンテンツを持続的に生産するため、もっと賢明な戦略が必要な時だ。