僕たちの居場所〜コロンビア 平和の戦士たちは今〜

週末は録画してまだ観ていなかった、BSの「世界のドキュメンタリー」シリーズを観まくりました。


今回観た中で印象深かったのがコロンビアの平和の戦士たちの話。
http://www.nhk.or.jp/wdoc/backnumber/detail/090506.html

左翼ゲリラ、右翼武装集団の抗争が続く南米コロンビア。全国に平和活動を広げようとする子どもたちを9年前、私たちは記録した。市場で豆売りをしていた 15歳のエルナン。16歳の少女ディリアは家族を殺された子どものケアをしていた。彼らはどんな人生を選択したのか。首都ボゴタを再訪した。


少年・少女から青年になった4人の元・平和の戦士を軸に番組は進みます。


豆売りのエルナンは、9年前は内戦に関するニュースばかり食い入るように見つめていたのに今はMTVに夢中で、外車やバイク、最新のAV機器を持つ、市場で働く若者に。そして失職中。


かつて運動の中心で、とても16歳とは思えないリーダーシップを発揮していたディリアはロンドンで人権活動家になる為に勉強している。


色々な人の期待を背負ってロンドンで勉強中の彼女だが、私も1人の若者で今を幸せに生きたい、と葛藤していた。


そんな今の彼女の姿と、16歳で平和活動に燃える彼女の姿、コロンビアの現状とが交互に映し出されて、同年代の彼女の気持ちがよくわかり、観ていて苦しかった。


そして、彼らが立ち上がった9年前から何も解決されていないコロンビアの内戦状態、家族が行方不明になったり、殺害された子供たちの悲惨な現実、明日を生き延びるのに必死な人々の様子が衝撃的だった。


来月からブラジルのサンパウロに移り住む友人(ブラジル人と結婚する)と昨日会ったからか、南米に興味が湧いてきたみたい。


今まで、あまりよく知らなかった。何か本を読んでみよう。


社会的意識の高い彼女は南米できっと色んな事を考えるんだろうな。