マイケルムーアってやっぱりスゴイんだね

先週末、旦那さんとマイケルムーアの「シッコ」観て来ました。


個人的にとっても良かったです。
泣けたし、笑えたし、考えられたし、素晴らしかった。
「リトルミスサンシャイン」以来に良い映画だった。


ちょうど「社会起業家」とか「政府の政策が…」とか色々と考えてた折だったので、
社会問題に対してSensitiveになっていたのかもしれないけれど、
いろいろな事実をもう一度突きつけられた感じ。


観終わって1時間以上、旦那さんと議論しちゃいました。


改めて実感した事実・1
日本(やアメリカ)に生きる人たちってあんまり幸せじゃないかも。


ビジネス的にも色々な分野の技術的にもアメリカって世界の最前線だけど、
そこに生きる人たちって幸せなんだろうか?
特に東京で生きてて私は「東京人って幸せなんだろか?」って毎日考える。


先日バリで出会った台湾人夫婦の
「東京へ行ったことあるけれど、東京の人たちはみんな不幸せな表情してたわ」
という言葉が頭の中でグルグル回ってる。


経済的な豊かさと生活の豊かさは似てあらざるものですね。
韓国にいる時の方が私ははるかに生活的に豊かだとよく感じてしまう。。。

他人とももっと近いし、社会全体に温もりがある気がする。
それは日本も通過してきた成長段階だと言う人もいるけれど、
韓国が今の日本のようになってしまわないことを願ってしまう。


個人主義も行き過ぎると不幸なのかな。



改めて実感した事実・2
小さな政府⇒市民活動の必要性


これまたゼミでもさんざん学んだ当然の図式なんだけれど、
アメリカの自分のことは自分でしないといけない社会背景が
数多くの素晴らしい社会起業家非営利団体を生んでいることを改めて痛感。


日本はどちらかというと、政府がやっている施策が不十分だからそこを補完するとか、
新しいライフスタイルの模索として発生している感じがする。


そういう意味で、イギリスやフランスなどにある優秀な社会起業家非営利団体のモデルって
どういう社会背景から生まれてるんだろうと気になった。無知なもので。


今回韓国の社会起業家関係者はやたら研究熱心で
どの団体も他国の目指すべく団体をベンチマーキングをしていたけれど、
アメリカの団体をベンチマーキングしてるところはほとんどなかった気がする。
大体ヨーロッパでイギリス・フランス・ドイツあたりだった。


韓国のアメリカ嫌いは有名なことだけれど、
どこの国を目標にするか考えた時にアメリカをメインには選ばなかったんだなと
シッコを観て、なぜか急にその事実を知ってしまった。w


日本は相変わらずアメリカばっかり見て、追いかけてるけれど、
それでいいんだろうか?


うーん。どの国で生きたら幸せなんだろうね。