韓国のセカンドライフ関連の報道

旦那が仕事でセカンドライフにも首を突っ込んでるので、韓国についても調べてみた。

各記事はそれぞれ、セカンドライフと似た韓国ビジネスを紹介。

面白かった記事をいくつか。

1.「ダダワールド」を覚えてますか?(韓国経済の2006/11/24記事)

韓国で2000年にサービスを始めたダダワールド。
大学のある教授が始めたサービスで、セカンドライフ同様に土地を分譲するビジネスモデルだったみたい。
当時400個の土地は全て完売し、韓国の大手企業から病院、ソウル警視庁までがダダワールドに事務所を出した。


しかし、ITバブルの崩壊と、当時はまだいくら韓国といえどブロードバンド環境が整っていなかったために失敗。

ダダワールドの写真を見ると、雰囲気もセカンドライフっぽいなぁと。


2.アメリカではセカンドライフが人気だが、韓国にはpuppyredがある(韓国経済2007/4/6の記事)

セカンドライフよりもずっとデザインが可愛らしい3D仮想世界空間の「Puppyred」
セカンドライフよりも自由度は低いけれど、3Dのグラフィックはずっと綺麗だ、と評価されているようだ。
サービスの開始時期は2004年頃で、去年から注目され始めた。
特に犬や猫などを飼うサービスが小学生に人気となって急速に会員数を増やした。

去年のはじめに30万人を下回っていた会員は、いまは170万人まで上昇。
会員の70%が小学校低学年の女の子。
来年末までに800万人に増やすことが目標だ。


今後はセカンドライフ並みに自由度を高め、ユーザーが必要な生活品などを自由に使えるように変えていく方針だとか。


昨年は20億ウォンの売り上げと2億ウォンの赤字を計上したが、今年は第一四半期から2億ウォンの黒字を出した。
売り上げの8割がアイテム販売で2割が広告だという。


セカンドライフのように自由度をあげたらアイテム販売が減っちゃうんじゃないか…?


この会社、2003年に日本ソフトバンクから投資を受けており、現在も株30%をソフトバンクが持っているそうだ。
その背景があるからか、記事には今年日本進出をする予定と書かれている。


日本もセカンドライフみたいな仮想空間がうけるのって、一部のマニアックな成人と小中学生なんじゃないかしら。


3.韓国版セカンドライフが登場 (電子新聞 2007/4/4)

ハイアンドジ−という会社が5月にバーチャルリアリティーコミュニティ「アジト」をオープンする。

アジトでユーザーはオンライン不動産を購入し、アジトのアイテム製作ツールを使って製作した家·木·自動車などのアイテムで作ることができる。ハイアンドジーが提供するアイテムも使い、製作したアイテムを他のユーザーに販売してサイバーマネーを儲けることもできる。


ただ、サイバーマネーの現金交換も考慮中で法律的な検討結果待ち。


主な収益源はアイテム取り引き手数料とアジトに出展した企業のオンライン広告費になる予測。


アジトではアイテムを製作や販売をすることができるという点でリンデンラボの3Dバーチャルリアリティーセカンドライフと似たり寄ったりだが、100%の完全な自由度を保障せず、若干の制限を加えている。


また、ユーザーにホームページ(アジトルーム)を提供して、趣味などによってコミュニティを作れるようにしたことも異なっている。


ハイアンドジーでは今後アニメーションや動画UCCなどの取り引き品目をふやす方針。
このためにハイアンドジーは購入した編集用動画など一次著作物とアニメーション製作ツール、動画編集ツールなどを持続的に提供し、多様なユーザーと企業間でオン·オフラインの連携をさせる計画。