「インターネットが変えるメディア産業」

久々に韓国ネット関連。


SERIサムスン経済研究所)のVTRは面白いので、
いつも新しいものはいくつかチェックしてる。


韓国語のサイトも時々見るけれど、
日本語のサイトでもVTRは吹き替えてあるし、日本語テキストも充実してるから、
十分見応えがある。


見たことない人は是非見てみて欲しい。


日本のこのサイトでも、日本の他の研究機関なんかと比べると
すんごくオープンでコンテンツも充実してる気がするけど、
韓国のはもっと活発に意見交換が行われてるし、完成度の高いサイトだから驚きです。


さて、今日見たのは「インターネットが変えるメディア産業」というVTR。
6分少々なので、チェックしてみてください。
(28Pに及ぶPDFファイルもある。それも読み応えあり。)


内容をかいつまむと…
韓国のメディアはいま未曾有の大変革が起きている。


もちろん原因はインターネットメディアの台頭。


それによって、新聞の購読率、テレビの視聴率は低下。

例えば、2005年時点で、総広告費に占める新聞の占有率は23.7%、テレビは30.5%に落ちている。
一方で、オンラインやケーブルTVなどの新規メディアのここ3年の広告費は2.5倍に上昇。
総広告費に占める割合も2005年に15%になった。


この間のWBCでは地上波放送(140万人)よりも
Yahoo!で配信されたネット放送視聴者数(160万人)が上回ったそうだ。


UCCの重要性や、産業間の壁がなくなってきていること、
メディア流通網の変化などが語られています。


サマリーで

韓国のメディア産業は、現在、多様で急進的な変化に見舞われているが、これは、序幕に過ぎない。インターネットのインフラが改善し、デジタル世代が社会の中心に台頭する2010年頃には、業界の版図の大変化が予想される。今後のメディア産業の競争優位は、インターネットで提供される動画の主導権の確保に左右されるとみられる。動画がインターネットと融合した場合、その波及効果は音楽や新聞で表れた波及効果よりはるかに大きくなるとみられる。


韓国のネットにあがってるコンテンツの種類や量を見てると、
メディア産業の急激な変化を感じます。
目が離せない。


◆今日気になったこと
朝日新聞のアスパラ会員90万人突破
マクロミルワンセグ携帯所有者調査
 ⇒40代が28%で一番高かったんだって。サンプル数が少ないからかな