映像サイトの時代へ(1)


韓国でインターン中によく上司が
「今年の韓国のネット社会のキーワードは『動画』だ」
と言っていました。


NAVERでも検索結果に「動画」というカテゴリーが
ベータ版で昨年から既に始まっていました。


アメリカのYou tubeが騒がれてますが、
韓国でも映像/動画コンテンツのサイトが活況を呈しています。


4月12日付の東亜日報の記事(適当に訳してみました)

インターネットで映像コンテンツの重要性が上昇しており、
映像コンテンツサイトの利用者が半年の間に2倍以上に増加したことがわかった。

12日、ウェブサイト調査業者のランキードットコムは、
다모임(damoim), 아이팝(aipap), 디오데오(diodeo), 엠군(emgun),판도라TV(pandoraTV)などの5つの映像コンテンツサイトの月間訪問者数が
昨年9月中旬に572万名だったのが今年3月中旬には1369万名へと約2.4倍になったと発表した。


性別比率はサイト別に男性が70〜81%と男性の利用者が格段に多いが、
これは映像コンテンツの中にスポーツや女性芸能人などを扱ったコンテンツが多いからだと思われる。


年齢別には、25〜29歳が23%、30〜34歳が20%、13〜19歳が16%、20〜24歳が13%など、20代後半と30代前半が最も多く利用している。


サイト別では、다모임が今年3月に純訪問者数(ユニークユーザー数?)501万名を記録し、つづいて、아이팝が246万名、디오데오 237万名、엠군 222万名、판도라TV 161万名となった。

特に6月のドイツワールドカップを契機に映像コンテンツサイトの人気が一層高くなるだろうとランキードットコムは見通した。


日本のブロードバンド放送Gyaoが昨年12月15日に視聴者500万人を突破。
3月15日に800万人を突破していることと比較すると、どうだろう?


日本の人口が韓国の約2.5倍であることや、
サイト数の豊富さも加味すると、
韓国の方が数段進んでいるだろうか。


そして、アメリカのYou tubeや韓国の各映像コンテンツサイトと
日本のGyaoが決定的に異なる点は、
You tubeや韓国サイトがユーザーの投稿形式のコミュニティであるのに対し、
Gyaoはあくまでネット上のテレビ局といった感じだという所かな。


日本は著作権とかうるさいからなんだろうけど、
日本のサイト上でいま動画の検索をしたって、
きっとほとんど何も出てこないんだろうなぁ。


韓国の映像コンテンツサイトの盛り上がりについて
まだ他にも面白い記事があったけど、それは明日また書こうと思います。