NAVERとDaum、自社CPC拡大へ −韓国検索広告市場変化による独自競争力強化の戦略−


韓国主要ポータル、NAVERとDaumの検索広告における戦略について。
自社開発のCPC広告へと向かっている模様。


デジタルタイムズ 3月15日

オンライン広告市場でCPC方式のキーワード検索広告の占める比重が拡大し、主要ポータルたちが自社CPC方式キーワード検索広告に集中している。


14日、NHNのポータルサイト「ネイバー」は検索広告売上げのうち現在30%ほどを占めている「自社CPC 方式」の検索広告比重をこれからも拡大して行く事にしたと明らかにした。


ネイバーは検索広告売上げの比重を年末までに

  • 統合検索で露出するオーバーチュアCPC方式である「スポンサーリンク」を50%
  • 自社CPC方式である「クリックチョイス」を30%
  • 自社CPM(露出ごとの課金)方式を20%

にしようと計画している。


ネイバーは今年の 3月から自主的に運営しているCPM方式のキーワード広告である「パワーリンク」をCPC方式に切り替えた.
「パワーリンク」は総合検索結果の上位5個のサイトを露出させるキーワード広告でネイバーがオーバーチュアコリアの助けなしに自社運営している。
ネイバーは2004年7月にオーバーチュアコリアと提携してCPC方式の「スポンサーリンク」開始し、2004年12月から CPC検索広告「クリックチョイス」を自社開発してビズサイトに取り入れた。


ネイバーのユニット長は「オーバーチュアとは去年末に再契約を結んだし、契約期間は通常的に1〜2年間」と言いながら「最近ネイバー自社商品を上位にあげたことは、オーバーチュアに対する費用負担のため今すぐ入れ替るという意味ではなく競争力をテストするため」と話した。


Daumコミュニケーションも現在GoogleのCPC検索広告比重が自社CPC検索広告比重より高い状態だ。Daumの本部長は 「自社開発したCPCの比重を拡大させて行く」と言いながら「しかしGoogleやオーバーチュアの場合、システムを取り揃えているだけではなく既存の広告主をたくさん確保しているから効率性を考慮して考える必要がある」と述べた。


業界のある関係者は「自社CPCを持っているネイバーとDaumの場合、CPC検索広告の拡大とともに、検索市場進化に独自的な対応力を育て行くための戦略」と説明。
「NHNの場合、全体年間売上げで検索広告の占める比重が半分を過ぎるほど、検索広告戦略変化は売上げの主要変数になるだろう」と述べた。