JOB KOREA (2)
引き続いて、JOB KOREAのビジネスモデルについて。
日本のオンラインリクルーティングサイト/ビジネスモデルと何が違うのか。
まず、日本のサイトは雑誌に近いけれど、
韓国のサイトはヤフオクに近い感じ。
というのは、JOB KOREAのスタンスは
個人と企業にマーケットプレイスを提供しているからで、
参加は無料で手数料やオプション(広告や情報提供料)から収入を得ているため。
つまり、企業は募集要項や会社情報、写真、動画などを
無料で掲載することができます。
日本の多くのサイトが写真など掲載情報を増やせば増やす程課金していくのに対し、
むしろ、多くの情報を載せることが奨励されている位。
だから、企業はこのサイトを使ってタダでももちろん採用活動ができちゃいます。
サイト内で目立つために広告を出したり、
人材市場で理想の人材を探すために有料サービスを使う場合もあるけど、
決して強制ではないのです。
そして、日本で説明するとよく驚かれるけれど、
このサイトでは個人ユーザーもお金を落とす仕組みがあります。
それは人材市場で自分を目立たせるための広告的なオプションだったり、
他人の年収を見るサービスだったり、
SPIのような客観的に自己評価するオンラインテストの受験料だったり、
「これ位の少額なら払ってもいいかな」と思わせる情報やサービスが色々ある
個人ももちろんタダで十分に就職/転職活動ができるんです。
この位の説明で十分に違いがわかってもらえたでしょうか。
これまで数十人にこの話をしたと思うけど、
話のどの段階で「このビジネスモデルがどうして面白いか」、
「日本の既存のオンラインリクルーティングサイトと何が違うか」、
を理解してくれたかどうかで
その人がどの位ネットビジネスに敏感かどうかがよくわかる。うん。
最初のヤフオクみたいって一言で理解してくれた人もいれば、
全部説明しても私が面白いって言う意味が全くわからないって言う人もいたり。
と、また長くなっちゃったので、続きはまた今度。
※続きはid:anomura:20060507です。
※(1)はid:anomura:20060502です。